Suno AIとは — テキストから楽曲を生成するAIツール

Suno(スーノ)は、テキストのプロンプトを入力するだけでボーカル付きの楽曲を自動生成するAI音楽ツールです。2023年末の公開以来、急速にユーザーを増やし、2024年現在では世界中の音楽制作者・クリエイターが活用しています。

「ロックバンドの曲を作りたい」「ローファイなBGMが欲しい」といった指示を入力すれば、数十秒でボーカル付きの楽曲が生成されます。楽器の演奏技術やDAWの操作知識がなくても、イメージを言語化できれば誰でも音楽を作れるのが最大の特徴です。


料金プランの比較

Sunoには無料プランと複数の有料プランがあります。

プラン 月額 生成クレジット/日 商用利用 特徴
Basic(無料) $0 50クレジット(約10曲) ❌ 不可 お試し・個人利用向け
Pro $8/月 2,500クレジット/月 ✅ 可 個人クリエイター向けメイン
Premier $24/月 10,000クレジット/月 ✅ 可 大量生成・プロ用途向け

無料プランの制限

無料プランでも十分な品質の楽曲を生成できますが、以下の制限があります。

  • 商用利用不可: YouTube収益化・販売・配信などには使えない
  • クレジット制: 1日50クレジット(楽曲1曲あたり約5クレジット消費)
  • 非公開設定不可: 生成した楽曲はSunoのコミュニティに公開される

商用利用するならProプラン以上が必須

音楽配信(Spotify、Apple Musicなど)やYouTube収益化、BGM販売を目的とする場合はProプラン以上が必要です。本シリーズの後半(第11回)で紹介するRouteNoteを使った配信を目指すなら、Proプランへのアップグレードを検討してください。


アカウント作成と初回ログイン

1. Sunoにアクセスする

suno.com にアクセスします。

2. ログイン方法を選ぶ

以下のいずれかのアカウントでサインアップできます。

  • Googleアカウント(最も簡単)
  • Discordアカウント
  • Microsoftアカウント
  • メールアドレス

初めての方はGoogleアカウントでのログインが最もスムーズです。

3. ダッシュボードを確認する

ログイン後、左サイドバーに「Create」ボタンが表示されます。ここから楽曲生成が始められます。残りクレジット数も左下に表示されています。


最初の1曲を生成してみる

Simpleモードで試す

画面上部に「Simple」と「Custom」のタブがあります。まずは「Simple」モードで試してみましょう。

テキスト欄に日本語でも英語でも、作りたい楽曲のイメージを入力します。

入力例:

明るいポップス、ピアノとギター、爽やかな朝の雰囲気

「Create」ボタンを押すと、約30〜60秒で2パターンの楽曲が生成されます。

生成された楽曲をチェックする

生成後は以下の操作ができます。

  • 再生: 生成した楽曲を試聴
  • Download: MP3形式でダウンロード(無料プランでも可)
  • Extend: 楽曲を延長(最大4分まで)
  • Reuse Prompt: 同じプロンプトで再生成(違うバリエーションが生成される)

Sunoでできること・できないこと

できること

  • ボーカル付き楽曲の生成(日本語歌詞にも対応)
  • インストゥルメンタル(ボーカルなし)の生成
  • ジャンル・BPM・楽器編成の大まかな指定
  • 既存の楽曲を参考にしたスタイル指定

できないこと(現時点)

  • 特定の音程・コード進行を完全に制御すること
  • 生成した楽曲からステム(楽器別トラック)の分離(Proプラン以上で一部対応)
  • 自分の声や楽器音を学習させたカスタムモデルの作成

できないことの詳細と回避策については、本シリーズ最終回(第12回)で詳しく解説します。


次回予告

第2回では、「なんとなく生成できた」から「狙ったサウンドに近づける」ステップへ進みます。ジャンル・楽器・ムードをプロンプトで具体的に指定するコツを、実例を交えて解説します。

第2回:最初の1曲を作る — シンプルプロンプトの書き方


音楽制作に必要な機材はサウンドハウスで。DTM・録音機材を豊富に取り揃えています。

サウンドハウスでDTM機材を見る