「なんとなく生成」から「狙ったサウンド」へ

前回はSunoのアカウント作成と最初の1曲生成を体験しました。第2回では、プロンプトの書き方を学んで「意図したサウンドに近づける」技術を身につけます。

Sunoのプロンプトには2種類あります。

種類 場所 役割
Song Description Simpleモードのテキスト欄 曲全体のイメージを自由に書く
Style Prompt Customモードの「Style of Music」欄 ジャンル・楽器・ムードをキーワードで指定

まずはSimpleモードのSong Descriptionを使いこなすところから始めましょう。


Song Descriptionの基本

日本語でも英語でも書ける

Sunoは日本語のプロンプトも理解しますが、英語の方がより精度が高い傾向があります。慣れてきたら英語で書くことをおすすめします。

日本語の例:

明るいポップス、アコースティックギターとピアノ、春の朝のような爽やかな雰囲気

英語の例:

upbeat pop, acoustic guitar and piano, fresh morning vibe like spring

どちらも似た結果が得られますが、細かいニュアンスは英語の方が伝わりやすいです。


指定できる4つの要素

プロンプトに含めると効果的な要素は4つです。

1. ジャンル

最も重要な要素です。具体的なジャンル名を入れましょう。

ジャンル プロンプト例
ロック rock, hard rock, indie rock
ポップ pop, j-pop, synth-pop
ジャズ jazz, smooth jazz, bebop
ローファイ lo-fi, lo-fi hip hop
クラシカル classical, orchestral, cinematic
電子音楽 EDM, house, techno, ambient

2. 楽器

使ってほしい楽器、または使ってほしくない楽器を指定できます。

electric guitar, bass, drums, piano

楽器を除外したい場合は「no」を付けます。

no drums, acoustic guitar only

3. BPMとリズム

テンポ感を伝えるキーワードです。具体的な数値より雰囲気で伝える方が自然な結果になります。

テンポ感 キーワード例
ゆっくり slow, relaxed, laid-back
中くらい moderate tempo, mid-tempo
速い fast, energetic, uptempo

4. ムード・雰囲気

曲の感情や場面を伝えます。

melancholic, nostalgic, dark, happy, peaceful, intense, dramatic

実践:プロンプトを組み合わせる

4つの要素を組み合わせてみましょう。

例1: 夜のドライブに合うロック

indie rock, electric guitar, driving drums, late night feeling, slightly melancholic

例2: カフェで流れるボサノバ

bossa nova, acoustic guitar, soft bass, warm afternoon, relaxed jazz feel

例3: ゲームのバトルBGM

epic orchestral, heavy drums, brass section, intense, dramatic battle music

同じプロンプトで複数回生成する

Sunoは同じプロンプトを入力しても毎回違う楽曲を生成します。気に入ったサウンドが出なかった場合は「Create」を何度か押してみましょう。1クレジットあたり約5クレジット消費するので、試行錯誤しながら感覚をつかんでください。


よくある失敗と対処法

「なんか違う」と感じたとき

プロンプトが曖昧すぎる可能性があります。ジャンルだけでなく楽器・ムードも加えて具体性を上げましょう。

❌ 曖昧な例:

かっこいい曲

✅ 具体的な例:

hard rock, distorted electric guitar, heavy drums, aggressive and powerful

生成されたがイメージと全然違う

英語で書き直すと改善することが多いです。また、相反するキーワード(例: slowenergetic)が混在していないか確認しましょう。


次回予告

第3回では「曲の構造を設計する」ステップに進みます。[intro][verse][chorus] などのセクションタグを使って、「Aメロ→サビ→アウトロ」という展開を自分でコントロールする方法を解説します。

第3回:曲の構造を指定する — セクションタグの使い方


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